血統について”サンデー系2”

前回はサンデー系でタイプをいくつか紹介しました。 サンデー系で知っておくと役に立つ血統がまだあるのでいくつか詳しくご紹介していこうと思います。

Tサンデー系の代表的産駒”ハーツクライ産駒”

まずは、ハーツクライ産駒になります。この産駒は、Tサンデー系の代表的な産駒になります。 ハーツクライは当時最強だったディープインパクトを有馬記念で破ったことで有名です。

古馬になっても活躍したことからこの産駒は大器晩成型が多いイメージです。距離は短距離から長距離まで幅広くこなします。 雨の日にも強いイメージがあります。 芝では2400m以上を得意とする馬が多くサンデーサイレンス系の中ではスタミナがあり、 二桁着で負けることが比較的少ないという特徴があります。

東京のコースと相性がいい傾向にあります。 馬場は特に関係なく走ります。稍重での成績が少し良く、重馬場は少し成績が落ちるかなあといった感じです。 ダートでは、距離は1700m以上で右回りが得意な傾向にあります。ですので京都や福島競馬場などのコースが 適性としては合ってる傾向になります。

道悪でも問題なく走り、クロフネやフレンチデピュティが種牡馬の場合プラス評価でいいと思います。 有名な馬でいうとスワーブリチャードやシュヴァルグラン、タイムフライヤー、リスグラシューなどが当てはまります。

Tサンデー系　”ステイゴールド産駒”

続いてご紹介する血統はステイゴールド産駒になります。こちらもTサンデー系の代表的な産駒になります。 ステイゴールド産駒は気性が荒い傾向にありますが、その分根性がありタフな場面でも粘り勝ちすることも多々あります。

短距離はそこまで得意ではなく中長距離が適正となっております。4歳から5歳でいい成績をあげる馬が多く、 晩成型はステイゴールド産駒の特徴となっています。 芝では2400m以上がかなり適性があり中山競馬場や阪神競馬場などの右回りのコースを得意としている傾向にあります。

道悪でもそこまで問題なく重馬場や不良馬場ではプラス評価でいいと思います。 ダートコースでは札幌や中京競馬場があっており中山や阪神、新潟などはあまり適性はなさそうです。 あとダートは重馬場や不良馬場もあまり適正はありません。 代表的な産駒としてはオルフェーブルやゴールドシップ、インディチャンプなどがいます。

Pサンデー系　”ダイワメジャー産駒”

続いてはPサンデー系で有名な産駒、ダイワメジャー産駒についてご紹介していくと思います。 まず芝ではどのコース、競馬場でも安定した成績を残しています。その中でも牡馬の場合は 東京競馬場・京都競馬場・阪神競馬場の成績がよく、牝馬では中山競馬場での成績が抜群なので、 中山でダイワメジャー産駒が出ていればかなりプラス評価していいかと思います。

芝では1200mから1800mを得意としており特に牝馬はマイル戦が得意な傾向にあります。 また道悪になればなるほど適性がありますので重馬場、不良馬場の時はプラス要素になります。

ダートは1000mから1800mが適正となっており、新潟ダートの1800mは特に得意な傾向にあります。 重馬場や不良馬場など道悪はあまり得意ではありません。 代表的な馬としてはアドマイヤマーズやレーヌミノル、コパノリチャードなどが有名ですね。