今回も引き続き、地方競馬入門編だよ!今回は高知競馬クラス分けについての記事!前回記事は↓から。
今回は高知競馬場のクラス分けを紹介していくぞ。
高知競馬場では近2年の競走成績でクラス分けが行われる
一般的に競馬のクラス分けは、生涯獲得賞金を基準にして行われ、一度昇格すると、大きく降格することはなく、降格しても一つ下のクラスまでとなるのが普通だ。
だが、高知競馬場のクラス分けは少し特殊で近2年の競走成績でクラス分けが行われる。
その背景には高知競馬の特色が関係している。その特色というのはほかの競馬場と違い、2歳馬・3歳馬の登録が少なく、高齢者馬が多いことだ。
高齢馬中心の高知競馬
かつての高知競馬は賞金が非常に安い競馬場で、わざわざ賞金の安い競馬場で新馬をデビューさせる馬主はなくレースを組むのが難しかった。ここに注目したのが、他の競馬場で戦えなくなった高齢馬を持つ馬主たちで高知に移籍すれば、レベルの低い馬と戦えるため、まだ賞金を加算できるということで、多くの高齢馬が移籍してくるようになったのだ。
こうした高齢馬を中心に番組を編成するために独自のクラス分けを採用しているぞ。
クラス分けについて
まずクラスはA、B、C1、C2、C3(上)、C3(下)の6種類。
各クラスの基準となる番組賞金は以下だ。
A 900万超
B 600万超~900
C1 400万超~600
C2 280万超~400
C3(上) 170万超~280
C3(下) 170万以下
毎年4月1日と10月1日にクラス編成が行われる。
そして対象となる番組賞金は冒頭でお伝えした直近2年分で決まるぞ。
つまり高知競馬のクラス分けの特徴で5着以内に全く入れなければ大幅にクラスが落ちる可能性があるということだ。
そしてもうひとつの特徴として2歳馬、3歳馬は獲得賞金が100万を超えると上のクラス分けが適用されるぞ。2歳馬でも賞金を稼げれば古馬と同じレースに参加できるぞ。
では今回高知競馬のクラス分けについてお伝えした。次回は南関東競馬のクラス分けについて話していくぞ。